「選ばれざる道」について
なぜ選ばれざる道という名前にしたのか。
Inconsolable regretsというタイトルだと日本語に訳しづらいので、同じようなコンセプトの詩や文学を探していたところ、この詩に出会った。
詩の全文や和訳は以下のリンクを参照してほしい(TEDの動画で字幕を日本語にするのが最もわかりやすかった)。
Robert Frost [The road not taken] ロバート・フロスト「選ばれざる道」詩の紹介|レクトラの寺子屋
人生における選択はたくさん。その選択で悩んでいる人に紹介したい詩「The road not taken] by Robert Frostの和訳です。ぜひご覧ください。

この詩の解釈はさまざまなものがあるが、「自分が人と異なる道を選んだこと」から全ては始まっている。この主人公はその選択に満足しているのか、後悔しているのかは定かではない。しかし、主体的に選択することが何よりも大切なのだと自分は受け止めた。主体的に選択した感覚があるならば、その帰結が仮に己の望んだ通りの人生でなかったとしても、その人生になんらかの意義を見出せるのではないだろうか。
例えば自分の会社を経営したいと思っている人が起業し、うまく行かずに会社をたたみ、いち会社員として再起を図ることになったとしよう。結果的にその人生はその人にとって百点満点ではないかもしれないが、実際に起業するという選択を行い、その選択に向き合った結果としてその後のキャリアがある。結果的に同じ会社員という立場に戻ったとしても、その道筋はその人にとって、そうでない選択をした時よりも意義のあるものになっているのではないだろうか。