MBAブログについての雑感

MBAブログについての雑感
Photo by Glenn Carstens-Peters / Unsplash

MBA受験の情報収集に欠かせないのが、日本人MBA生の方々が執筆するブログだ。受験情報のような差し迫ったトピックから、現地での生活の様子がわかる日記のようなものまで、どの記事も興味深く拝見している。個人的に特に好きなのが、スタンフォード大学に留学した弁護士の方のブログだ。大学での学びと、それに基づく思索がメインのブログで、卒業後も更新されている点で大変貴重なものだ。

そう、卒業後も更新されているブログは貴重なのだ。受験生としては、MBA前やMBA在学中の経験も大変興味深いトピックではあるが、それと同じくらい、もしかするとそれ以上に卒業後にどのような人生を歩んでいらっしゃるのかが気になる。しかし、多忙を極めるMBA生の方々が在学中にブログを執筆してくださるだけでもありがたいのに、卒業後にもそれを期待するのは消費者側のエゴとも言えるだろう。卒業によってMBAというタグが取れたのだからそもそも書く必要性がないし、むしろブログを廃止せずに残してくれているだけでもありがたいのだ。

僕はまだ受験生の身分だが、合格した暁にはなるべく在学中も、卒業後もブログを執筆したいと思う。日本人はもっと海外に出て行くべきだと思っているし、その後押しをする意味でも、今からペイフォワードの精神だけは持っておきたい。誤解を招きたくないので改めて強調するが、卒業後にブログを更新しない先達への批判では決してないし、この決意表明も受験生である自分が表明したものに過ぎないので、入学する頃にはすっかり忘れているかもしれない。あまり期待せずに見守ってほしい。